テレビで、某キャスターが自前のぬかみそ漬けを食べているのを見てあっ、ぬか床作ろうっと何故かしら思い立ってしまいました。
実は、漬物で育ったと言っても過言ではないぐらい、漬物を食べて大人になった次第でして。大正生まれの母の元、オールシーズン、手作りの漬物が毎日食卓に並びました。
秋に樽漬けするのは、にしん漬け、かす漬け、白菜漬け、たくわん。
昔は、漬物シーズンになると風物詩のように、大根を干していたものですが、最近は家庭で漬物を作るのも少数派で、田舎でもあまり見られなくなりました。
11月後半、最初に開く樽は、白菜漬。次に、にしん漬け。そうこうしているうちにかす漬けもいい塩梅になり、代わる代わる漬物が出てきます。
真冬、にしん漬けの樽に手を入れて漬物を出すのは、手がちぎれるほどの冷たさでしたが、だからこそうまーい。
第一陣の樽がそろそろ底が見え始めた頃、登場するのがたくわんです。 添加物はもちろん入っていない、ぬかだけで色づいたたくわん。
漬物って、樽の上はあまりおいしくないんですよね。たくわんも2段目から最高にうまいのです。たくわんは春先まで食べれました。
秋に漬けた樽が空っぽになると、しばらくは一夜漬けが続き、並行してぬか床の準備が始まります。
ぬかみそは、9月か10月ぐらいまでは食せるのですがその頃になると、北海道は気温がめっぽう低くなり、ぬか漬けの味が今ひとつとなりその年のぬか漬けが終了します。で、また、秋をむかえるのです。。
コンクリート造りの家に住むと、漬物を漬ける概念さえなくなってしまっていました。そうだ、ぬか床ならなんとかなるかも。ところがどっこい、これだけの漬物三昧してきたのにも関わらず、作り方が一切分からない。ちゃんと母から伝承してもらっていればよかった。
しかし、さすがネット時代。ユーチューブにあるはあるは、ぬか床の作り方。
「ふむ。」情報があり過ぎて面倒くさくなってきた。
ひらめき!!
実家からもらってこよっと!!なんとグッドアイディア!!
自分で作ることも無く、さっそくもらってきました。ハハハ、写真撮るの忘れちゃった。写真は後日、ということで。
でも、これから気温が上がるし、真南のわが部屋。冷蔵庫に入れるしか手段がない。 どんなもんだろうか。
今年の秋は、にしん漬けにチャレンジしてみようかと思案中です。